DomoAIで動きすぎる問題を解決!意図しない動画になるのを防ぐプロンプト術【2025年最新版】

ゆっくり絵を描く亀と急ぐウサギ-

「DomoAIで画像から動画を作ったら、イメージと全然違う動きになってしまった…」
「ほんの少し動いてほしいだけなのに、キャラが勝手に踊りだしたり、変な妖精が出てきたりする!」

そんな経験はありませんか?

昔の解説記事を見ると「モーション強度(Motion Intensity)」というスライダーで動きを調整できると書かれていますが、現在のDomoAIにはその項目が見当たりません。

それもそのはず。DomoAIはアップデートされ、動画をコントロールする方法が根本的に変わったのです。

この記事では、現在のDomoAIで「動きを完璧にコントロール」し、あなたのイメージ通りの動画を作るための最新テクニックを、具体例と共に徹底解説します。

目次

【結論】「モーション強度」スライダーは廃止されました

まず、最も重要な点からお伝えします。
2025年7月現在、DomoAIのインターフェースに**「モーション強度」を調整するスライダーは存在しません。**

では、どうやって動きの強弱を調整するのでしょうか?

答えは、**「言葉(プロンプト)」**です。

現在のDomoAIは、以下の要素を組み合わせて動画を生成します。

  1. テキストプロンプト(最重要): どんな動きを、どのくらいの強さで、何をして・何をしないか、を言葉で細かく指示します。
  2. カメラワーク: カメラを固定するか、ズームやパン(左右に振る)など基本的な動きを選択します。
  3. テンプレート: 3Dカートゥーン風など、全体のスタイルを指定します。

この中でも、動きの質と内容を決定づけるのが①のテキストプロンプトです。以前のスライダー操作よりも精密なコントロールが可能になった反面、AIに正しく意図を伝える「言葉のテクニック」が不可欠になりました。

なぜ? AIが「良かれと思って」暴走する理由

あなたが経験した「予想外の動き」は、AIがあなたの指示を創造的に解釈しようとした結果です。

  • 例1:「少年が歩いている」
    → AIの思考:「ただ歩くだけじゃつまらないな。そうだ、虫取り網を持っているから、可愛い精霊を出して物語を豊かにしよう!」
  • 例2:「夜景の窓の外で雲が流れる」
    → AIの思考:「雲が流れるのか。ダイナミックな方がすごい動画になるはずだ!飛行機からの視点みたいに壮大に動かそう!」

このように、AIが「良かれと思って」過剰な演出を加えてしまうのです。
だからこそ、私たちが動画の「監督」として、「やってほしいこと」と「絶対にやってほしくないこと」を明確に指示する必要があります。

【実践】動きすぎる・予想外の動きを止めるプロンプト術

それでは、具体的な悩みを解決するプロンプトの書き方を見ていきましょう。

❌ よくある失敗プロンプト
A boy walking to the right.
(これではAIが「歩いた後どうするの?」と考え、余計な物語を加えてしまいます。)

⭕️ 解決プロンプトGenerated code

A boy is running continuously from left to right. He must keep running. **There are no fairies, no magical spirits, and no fantasy elements.** He does not stop or change direction.

Use code with caution.

【ポイント解説】

  • 継続性を指示する: continuously (継続的に) や keep running (走り続ける) で、動作を止めないように命令します。
  • 禁止事項を具体的に書く: No fairies, no magical spirits のように、出てきてほしくないものを名指しで禁止します。これが最も重要です!
  • 他の動きを禁止する: does not stop or change direction (立ち止まったり方向を変えたりしない) で、AIの勝手な動きを封じます。

❌ よくある失敗プロンプト
A man drinking coffee, clouds moving outside.
(動きの「程度」が不明確なため、AIが「派手に動かせばいいんだな」と勘違いします。)

⭕️ 解決プロンプトGenerated code

A man stands perfectly still in front of a window. The camera is static. **The only movements are** the gentle twinkling of distant city lights and the subtle steam rising from his coffee cup. The clouds in the far distance are barely moving.

【ポイント解説】

  • 静止を命令する: perfectly still (完全に静止) や The camera is static (カメラは固定) で、人物や視点が動かないようにします。
  • 動きを限定する: The only movements are… (唯一の動きは〜だけ) という構文は、指定したもの以外を動かなくさせる最強のテクニックです。
  • 動きの質を指定する: gentle (穏やかな)、subtle (かすかな)、barely moving (ほとんど動かない) といった言葉で、AIの過剰な演出を抑制します。

まとめ

現在のDomoAIは、スライダーで大雑把に調整するツールから、**言葉でAIと対話しながら精密に作り上げる「対話型ツール」**に進化しました。

イメージ通りの動画を作る最大のコツは、
「やってほしいこと」を具体的に伝え、同時に「やってほしくないこと」を明確に禁止すること。

この記事で紹介したプロンプトを参考に、あなたもAI動画の「名監督」になって、素晴らしい作品を生み出してください。

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