― ストーリーから画像生成、編集まで“ほぼ自動化”する手法とは?
はじめに:AI漫画動画という選択肢

2024年以降、YouTubeやTikTokでは「AI×恋愛ストーリー」を題材にした漫画動画が静かに伸びています。
特に注目されているのが、2chの馴れ初め系スレッドをベースにした恋愛系のショートストーリー。
こうしたジャンルは、次のような特性を持っています:
- 感情に訴えやすく、視聴者の離脱率が低い
- 映像制作がAIで“ほぼ自動化”できる
- 制作コストが非常に低く、属人性もほとんどない
つまり、「低リスク・中バズ狙いの副業」として、今もっとも手を出しやすいコンテンツのひとつと言えます。
AI漫画動画の制作フロー【全体像】
以下が、AI漫画動画を自動生成する基本的なステップです。
1. ストーリープロットの生成(AI)
ChatGPTなどのAIを使って、物語のあらすじや人物設定を作ります。
例としては以下のようなプロンプトが有効:
「高校の同級生との淡い恋をテーマにしたオリジナルストーリーを作ってください。両片想い、転校、前向きな別れを含めて、感情が動く構成でお願いします。」
2. 台本・セリフの生成(AI)
プロットができたら、シーンごとの会話形式(台本)に変換。
ストーリーテンポとキャラの個性が伝わるセリフを含めます。
3. シーン分割(画像構成を設計)
ChatGPTに以下のように指示して、1画像 = 1シーンになるよう分割:
「このストーリーを、シーンごとに分解し、登場人物・表情・背景の描写まで含めて整理してください。」
例出力:
- シーン⑤:夕暮れの教室。ヒロインが制服姿で涙をこぼしている。窓の外は夕焼け、彼女は手紙を持っている。
このような出力が、後の画像生成で非常に重要な素材になります。
4. キャラクタービジュアルの設計(AI)
登場人物の容姿、表情、服装などをAIに説明してプロンプト化します。
方法①:自分のイメージを言語化
「清楚な雰囲気の女子高校生。黒髪ボブで控えめな表情、制服は紺のブレザー」
方法②:既存キャラの雰囲気を参照
「『時をかける少女』の主人公のような雰囲気で、現代風の絵柄、リアル寄りで」
5. シーンごとの画像生成(AI)
ここまで準備できたら、シーンごとの画像を生成します。
以下のようにChatGPTなどに指示します:
「シーン①〜⑩について、それぞれ画像用のプロンプトを作ってください。キャラの表情、背景、光の演出など細かくリアルに描写してください。」
例:
- シーン⑤:夕暮れの教室。ヒロインが泣いている。制服姿、椅子に座って手紙を持つ。オレンジ色の夕日が差し込んでいる。
画像生成にはMidjourneyやStable Diffusion、DALL·Eなどが使えます。
6. 編集(ナレーション・字幕・BGM)
生成した画像に台詞やナレーションを加えて、動画として完成させます。
- 音声:Voicevox、ElevenLabsなどのAI音声
- 編集:CapCut、Premiere Pro、またはスマホアプリ
- BGM:YouTube Audio Library やフリー音源
※テンポが良く、最初の3秒で興味を引く構成にするのが重要です。
このジャンルの“リアルな可能性”
◯ 長所
- ストック型コンテンツで積み上がる
- 失敗コストが極端に低い
- アイデアと量産力だけで勝負できる
△ 注意点
- すぐに飽和するリスクあり(似た動画が乱立すると埋もれる)
- 差別化が必須(絵柄・セリフ・テーマのひねりなど)
- YouTubeやTikTokの規約にも注意(過激・差別的な内容はNG)
まとめ:再現性は高いが、差が出るのは「工夫と継続」
このAI漫画動画ジャンルは、
✔ 手順が明確
✔ 自動化しやすい
✔ 実行コストが小さい
という点で、非常に再現性の高い副業モデルです。
しかし、その中でも伸びていくのは――
「人より早く始めて」「続けて」「改善した人」だけです。
この記事を参考に、まず1本作ってみませんか?
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